11月15日 

午前 テーマ 「港区まち歩き」            

大阪民族学研究会 田野 登 講師

「弁天町・市岡地区」三重県桑名出身の市岡与左衛門によって、市岡新田として元禄11年に開拓され、その守り神として、弁財天が市岡新田会所内に祭られていたため、つけられた名前である。 伝統野菜 (市岡茄子・新田西瓜)の産地

 港区は大阪市で人口最多の区だったが、1945年大阪大空襲によってほぼ全域が焼き払われ、1947年の国勢調査で268,936人だった人口が194511月の人口調査で8,672人と激減した、1947年に大阪港修築10年工事が始まり、安治川の河口南岸が拡幅され、その土砂で全体的に盛り土するところから復興が本格化、1960年代には大阪環状線や地下鉄中央線が開通し、安治川内港(弁天埠頭)も完成した、又同地域は阪神工業地帯で労働者の街として知られています。

市岡高校 硬式野球部は春夏あわせて21回(春11回・夏10回)甲子園に出場している。夏は1916年の第2回大会にて初出場・準優勝、高校野球の名門校だった (記念跡地石碑)

市岡元町公園 この高さは、嵩上げのした所跡 高さ7メートル(写真参照)

桜通り 磯路三丁目 桜並木通りで有名

市岡パラダイス(甲子園より、ちょっと大きい面積)

 大正時代、大阪市港区のベイエリアに世界に誇る遊園地があったらしい。その名は、「市岡パラダイス」わずか5年(1925~30年)で姿を消した幻の遊園地。現代版ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)ともいえる市岡パラダイスとは一体どんなものだったのだろうか

午後  「大阪税関」 社会見学

大阪税関広報広聴室より、8Fホール会議室にて概要説明を受ける。 4F歴史館見学・15時 現地解散する。

管轄区域(2府6県)大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀、福井、石川、富山。国家の関所である。

初代税関長は、五代友厚 「大阪の近代経済の礎を築いたことで名高い」

税関の3つの使命

○安全・安心な社会の実現 密輸の取締り・・不正薬物の摘発、金地金の摘発、その他 テロ対策 犯則調査 取締検査機器

○適正かつ公平な関税等の徴収 輸出入通関、事後調査 国の税収の内15% 9.2兆円 日本国内の産業を、関税をかけて守る。税率は決まっている。

○貿易円滑化の推進 AOE制度の推進。NACCSのシステムも欠かせない。